諸礼(宝木納めの儀)
2月21日(火)
客殿二階の広間にて山主、祝主、福男、会陽奉賛会関係者がご参集しされ、小笠原流礼法に則った宝木納めの三宝の式「諸礼」が執行されました。諸礼は山主、祝主、福男、会陽奉賛会関係者に三名の稚児が三宝に乗せられた、盃、酒、干柿、昆布を順番に捧げ進む、非常に厳格な祝の儀式です。熨斗状に大きく盛られた板昆布、おぼろ・そぼろの上に立つ松竹梅、燗酒の入った鉄の銚子(雄銚・雌銚)、塗りの三つの盃、干柿の入った三つ重ねの蒔絵の蓋付の椀等どれも縁起の良い品ばかりで揃えられています。また、大変縁起の良いとされる奇数の三の数字に合わせて儀式が構成されていたり、火鉢には火に見たてた金時人参が三本逆さに立っているのは非常に特徴的です。