普賢十羅刹女図(ふげん十羅刹女図) 普賢十羅刹女図 縦110センチ、横64センチ。白い象に乗って合掌している普賢菩薩(ぼさつ)を中央に配置。象の鼻先にのぼりを持つ2人の童子を描き、象の後方には鬼神を意味する羅刹と呼ばれた女性10人を精緻に表現しています。普賢菩薩は華麗な宝冠をかぶり、中国・唐の装いの羅刹はほぼ2列に並んでおり、平安後期の仏画の様子を色濃く残している図といえます。 時代 南北朝時代